THE PHANTOM OF THE OPERA
前々から見に行きたいと思っていたのですが、
今年パリ旅行が決定したのでぜひ見ておかねばと思い立ち行って参りました。
美女と野獣の時とは違い、今回は予備知識まったくなしの状態です。
(ぼんやりと知ってるのは金田一少年でちらちらネタになってたぐらい)
音楽や内容も濃密な舞台だったのですが、まず惹かれたのは美女と野獣同様衣装や舞台背景の細やかさでした。
おなじみのシャンデリアも素敵だったのですが、2幕のマスカレードの衣装に惹かれてしまいました。まさに豪華絢爛という華やかな衣装。
個人的には半分男性もの、半分女性ものの衣装着飾っていた方が印象に残りました。
音楽はまさかの生オケでびっくりしました!
最近四季の舞台でも生オケが少なくなっているとの話を受けていたので、オペラ座の生オケには感動しました。舞台入る前にチューニングの音が聞こえてきて
録音の音楽もいいですけれど、生オケはいいなあとしみじみと。
音楽は皆さんさすがの歌唱力で・・・何もいうことはないんですが。
ファントム役の方の声量がすごくて、舞台全体が震えているような気さえしました。
オペラ座のメインテーマですが、最初HPか何かで聞いたときはちょっとベースの打ち込みの感じが80年代のポップスみたいで微妙だなあと思っていたのですが、舞台で聞くと意外としっくりきていて驚きました。
クリスティーヌとファントムの掛け合いでさらに迫力倍増していたし。
話の内容的には・・・今回はなにも予習していかずに見に行ったので少々?マークを浮かべる点も無きにしも非ずだったのですが、ファントムの半ば執念ともいえるクリスティーヌへの愛というかなんというかが印象的でした。
最後のシーンも含みを持たせる終わり方というか・・・
クリスティーヌは結局ファントムのことをどう思っていたのかなあと最後の二人の絡みを見ていてぼんやり思いました。少なくともクリスティーヌは愛というよりも、敬愛とか恩師への念とかそういうものの方が大きそうだなあと。
墓の前のシーンで余計にそう感じました。
そしてラウルが意外と自分が予想していたよりいい人だった。
役者の方もかっこよかったです。(オイオイ)
前に見に行った両親の話では長いよという話を受けていたのですが、そんな時間もきにせず濃密な3時間を過ごさせていただきました。
カーテンコールが鳴りやまない舞台でスタンディングオベーションも飛び出してましたし・・・結構盛り上がっていた回でもありました。
事前情報ではシャンデリアやファントムのイメージが強い、この舞台でしたがいざ見てみると別の観点から見ることができてとても興味深い舞台でもありました。
パリ旅行の予習で見れてよかったですv